スーラ のバックアップ(No.16)

クラシックとか吹奏楽でも登場し打楽器でも一際大きい存在のアイツ。ドラムセットの下段中央にあるアイツ。
マーチングとかで「あんな重いのよく背負えるなぁ」と思われてるアイツ。　それらひっくるめて「バスドラム」である。「大太鼓」とも呼ばれている。
膜鳴楽器の中でも銅鑼(タムタム)並に大きい為、一度鳴らすと止めるのが意外と大変な楽器。

祖先辿りするとあまりにも戻りすぎるため割愛するが
実はよく登場するのは「吹奏楽」の方で「クラシック」ではティンパニより出番が少ない。
…というのも役割が大体一緒なので音程が出るティンパニを採用する事が多いからだ。
逆にマーチングでティンパニは使えないのでサイズの異なるバスドラムを複数人用意して叩く事が多い。　宛らティンパニ1台1人担当している感じに。

叩けば重い低音が鳴るのでリズム担当だったり、１発でかいのを任されたりする極端な所がある。
特に後者は「ホールの関係上この楽器(？)使えないので代用で」というのでバスドラムが任されることが多い。
…といっても「大砲の音」「稲妻の音」「爆弾の音」「ゴジラの足音」とかだったりと「それ楽器じゃないよね」感満載。
(例としてはチャイコフスキーの序曲1812年。大砲の音は流石に用意できないのでコレで…　という事)

銅鑼同様「ロールによる盛り上げ担当」というのも存在する。
ただ銅鑼と違うのは「バスドラムで使うマレットがでかい」事。　あれで連打するのは流石に腕がキツい。
しかもその後の音止めで膜を抑える必要があるので更に大変。