カリン・ウェーバー のバックアップ(No.31)

彼女のスキル「魔弾の射手」は魔法の力で召喚した妖精？で矢を操って攻撃する。

ふきだしの中はドイツ語で、「Schieβ ins Schello―」「Teufel Namen! Ha!Ha!」と書いてある。
元ネタはオペラ『魔弾の射手』の一節、「Schieβ ins T - Schellobers Namen! Ha, ha!」と思われる。元ネタの訳は「あく…おっと、ダイヤのクイーンの名にかけて撃て！は、は！」（「悪魔」と言いかけて、「ダイヤのクイーン」と言い直す）というものだが、これを逆にして「ダイヤのクイーンと言いかけて悪魔と言い直す」という形にしたのが、スキルのふきだしの内容と思われる。
訳すならば「撃て！ダイヤの―　悪魔の名にかけて！ハ！ハ！」といったところだろうか。
また、２つめのふきだしが出る直前、つまり「悪魔」と言い直す直前に妖精？の顔が豹変する。一瞬なのでわかりづらいが、なんともニクい演出である。
豹変した後の顔を見て、マンガ「HELLSING」に登場した人物、リップヴァーン・ウィンクル（こちらもオペラ『魔弾の射手』がモチーフ）を連想した人もいるかもしれない。魔弾の弾道もそっくりである。
まあただの悪魔っぽい顔ですよぐーぜんですよぐーぜんハハハ

参考wiki：オペラ対訳プロジェクト

19世紀前半に活躍したカール・マリア・フリードリヒ・エルンスト・フォン・ウェーバー（1786~1826）が元ネタ。ウェーバーの表記は正確なドイツ語読みのヴェーバーと混在して用いられている。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトによるドイツオペラの伝統を継承し、自らの『魔弾の射手』によってドイツ・ロマン派のオペラ様式を完成、そしてリヒャルト・ワーグナーへと流れを導いた作曲家である。作中のジレーネ地方のオペラの創始者という設定や、リカルダ・ワーグナーとの交友関係はこれが元ネタだろう。
11歳で初めてオペラを作曲し、『魔弾の射手』や『オベロン』などのオペラのほか、『舞踏への勧誘』などの器楽曲も残す。また、オーケストラの配置を現在に近い形に改めたり、指揮棒を初めて用いた人物としても知られる。
モーツァルトの妻コンスタンツェはウェーバーの父方の従姉にあたる。

現在のドイツ・リューベック近郊のオイティーンに生まれる。彼が生まれた次の年、父フランツ・ウェーバーは劇団を結成。そのため、彼は幼いころからドイツ、オーストリア全土を回ることとなった。
幼少の際、彼はこれといって特別な才能は見せなかったが、9歳のときヨハン・ホイシュケルから本格的な音楽教育を受け、才能を見せる。その後も旅先で音楽教育を受け、ミヒャエル・ハイドン（フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの弟）、ゲオルク・フォーグラーにも師事している。11歳のときに初のオペラ『愛と酒の力』（"Die Macht der Liebe und des Weins", J. Anh. 6）を作曲するが、翌年に火事で消失している。美声であったとされるが、20歳の時にワインと間違えてエッチング（金属加工）用の硝酸を飲んでしまい、声が出せなくなった。これが硝酸ネタの元ネタと思われる。

29歳のとき、プラハ歌劇場の芸術監督に就任。オペラの改革に尽力し、低落していた歌劇場を見事に再興させた。4年後にはザクセンの宮廷楽長に任命され、ドレスデン歌劇場（現在のゼンパー・オーパーの前身）に移る。当時宮廷ではイタリア・オペラが主流であったが、ウェーバーは自身のドイツ・オペラをもって彼らに戦いを挑み、ドイツ・オペラを根付かせることに成功する。また、当時最高のピアニストとしてヨーロッパ各地で演奏を行った。
晩年、ロンドンのコヴェント・ガーデン歌劇場の依頼により、英語によるオペラ『オベロン』を作曲する。そのとき彼は結核を患っていたが、家族を養うため病苦を押して渡英し（家族には病状を隠していた）、自ら指揮棒を振り大成功を収めた。しかしその後病状が悪化、帰国する事なくロンドンにて客死する。39歳没。