ヴュータ のバックアップ(No.32)

赤字部分が変更対象

著名な使用演奏家
アン・アキコ・マイヤース：1741年製デル・ジェス
「Vieuxtemps(ヴュータン)」（名称は、19世紀のベルギーのバイオリニスト、アンリ・ヴュータン(1820-1881)(ネリー・ヴュータンのモデル)が使用していたことにちなむ）

製作者バルトロメオ・ジュゼッペ・アントーニオ・グァルネリ (Bartolomeo Giuseppe Antonio Guarneri、1698年8月21日 - 1744年10月17日)
ジュゼッペ・ジョヴァンニ・バッティスタ・グァルネリの息子。「ジュゼッペ・デル・ジェス」 (イエスのジュゼッペ, Giuseppe del Gesu) とも呼ばれた。アントニオ・ストラディバリと並び称せられる名工である。

■ヴュータンの金銭的価値
2017年2月現在、ヴァイオリン及び全ての楽器の中で最高額の取引をされたのがヴュータン(Vieuxtemps)です。
2012年末～翌13年1月、ロンドンのヴァイオリンディーラーショップ・J＆A Beareと匿名の落札者の間で取引された為、正確な金額は公表されていません。
しかし、2010年に初出した際にシカゴのディーラーBein&Fushiが1800万ドル(当時の日本円で約16億円)を付けた事から、これ以上の金額で取引されたと考えられています。

余談になりますが、比較対象になりがちなストラディバリウスの最高額は日本音楽財団が所有していたレディ・ブラント(Lady Blant)。
東日本大震災の復興支援としてオークション出品した際に1590万ドル(同日本円で約12億円)の値が付けられました。
また、現時点で取引額TOP5には更にグァルネリ・デル・ジェスが２挺(ちょう)、ストラディバリウスが１挺含まれており、事実上の双璧となっています。