ノルウェーの作曲家、エドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ(1843-1907)が元ネタ。
1843年6月15日、ノルウェーのベルゲンに生まれる。
母はピアニスト。
北欧のパガニーニと呼ばれた、親戚でもあるヴァイオリニスト兼作曲家オーレ・ブルの勧めにより、ライプツィヒ音楽院へ15歳で留学。
1867年、従姉妹で歌手のニーナ・ハーゲルップと結婚。
娘アレクサンドラが生まれ、幸せの絶頂期に代表作の一つ「ピアノ協奏曲イ短調 op.16」を作曲。
ピアニストとしても優れており、生涯を通じて国内外で演奏会が開かれた。
また、現在のオスロに音楽院を設立したり、ベルゲンのオーケストラの楽長も務めた。
一方作曲活動の中で、次第にノルウェーの民謡や伝承音楽の中に自分の音楽を求めるようになった。
特に民族楽器ハルダンゲル・フィドルによる伝承曲を、ピアノ曲として昇華させた作品「スロッテル」のシリーズは芸術的価値が高い。
また、自らの言葉「音楽家である前に、まず人間であるべきだ」の通り、正義感に溢れる人道的な人物であった。
1907年、ベルゲンにて64歳で永眠。
郊外に建てた自邸トロルハウゲンの下の岩山に、妻ニーナと共に眠っている。
主な作品
- 音楽劇「ペール・ギュント」
- ピアノ協奏曲 イ短調
- ピアノ抒情小曲集
- ホルベルグ組曲(ホルベアの時代から)
- ノルウェー舞曲 -4手連弾用―
- バラード ト短調
- スロッテル
- ピアノ・ソナタ
- ヴァイオリン・ソナタ 1番~3番
- チェロ・ソナタ
- 弦楽四重奏曲
- 歌曲「きみを愛す」
- 四つの詩篇
他・・・
※日本グリーグ協会の解説より引用
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