ディアラ・シェーンベルク のバックアップ(No.11)

アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)
オーストリアの作曲家。　「12音技法」「無調性音楽」の創始者である作家。
代表曲は弦楽6重奏曲「浄められた夜」、「月に憑かれたピエロ」、「Op.19　6つの小さなピアノ曲」、「Op.25 ピアノ組曲」「グレの歌」等
上記手法の影響もあり現在においても人を選ぶような曲調が特徴。

「調」というパターン縛りを解いた「無調」
初期のシェーンベルクは後期ロマン主義(エルガーぐらいの時期)の作品を書いていたのだが
自身にあった影響からか「調を破棄＝無調」の研究とする作品を作り出していく。

調とは「長調」「短調」等と言われる一種の音階の組み合わせであり
この調を崩すと不協和音になるケースが非常に多く、難解すぎる曲に仕上がる事になるため
シェーンベルクが手法を確立する前のクラシック音楽はこの「調」に従った曲が大半であった。
その挑戦的な研究は「月に憑かれたピエロ」「Op.19　6つの小さなピアノ曲」等で分かるだろう。

正直言うと現代でもこの「無調音楽」は非常に人を選ぶのに当時はもっと評価は酷かった。
しかしそんな中でもシェーンベルクは弟子らと共に演奏していったことでこの手も受け入れられるようになった。

無調に新たな調(パターン)を「12音技法」
無調を研究し次第に受け入れられるようになった後、「無調に対して調に変わるもの」を作る必要を感じたシェーンベルクは
「12の音を並べた音列」を主に使ったパターン「12音音楽」を採用していった。
12音技法は元々シェーンベルクが発明したものではないのだが、元々扱いづらかったものを整備してその手法を確立したと言える。
無論この件について反論が上がっていたのも事実である。

これらは全曲12音技法で書かれた「Op.25 ピアノ組曲」等で分かるだろう。

浄められた夜
スキル名である「浄夜」とも言われているシェーンベルクの曲の中でも聴きやすい方に入る曲。
初期(後期ロマン)の頃に作られた曲で「グレの歌」と並ぶシェーンベルクで有名な曲。　収入源とも言われた。

しかしこれでも当時は斬新な響きであったり、元ネタ(リヒャルト・デーメルの「浄夜」)が中々ハレンチなものだったり
「そんなのを元ネタに作曲するか」とかなり波紋はあったらしい。　要約するとデーメルの詩が原因

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P.S.
正直言うと「無調」「12音技法」はここで書き収まらない程複雑で難解なため、気になったら各自で調べることをオススメします。