タンブリン(タンバリーン)(英 Tambourine:「タンバリーン」と発音する)の音精。
ちなみにタンブランやタンボリンとは異なる楽器である。
―タンブリン(タンバリーン)とは―
貴方達が想像するものに相違ない。幼稚園や小学校で触打奏太鼓ったことがあるかとも多いのでは。
見てわかる通り打楽器である。そこから膜鳴楽器、打奏太鼓、枠太鼓 と詳しく分類することもできる。
そして他の打楽器と決定的に異なっている点は音の出る元である。他の楽器―例えばティンパニ等は張ってある膜を叩いて音を出すのだが、タンブリンはそれとは異なり、胴(筒みたいなものね)についてあるシンバルを膜を叩くことによって震わせ音を出す。
胴の所に1箇所丸い穴が空いているが、あれは指を入れて演奏する為の穴ではなく「鈴」があった名残である。
むしろそこに指を入れるのは危険です。 抜けなくなった では済まなくなる可能性があります。
指揮者たちが普段どのような音楽を嗜むかは知らぬが、あまりこれを聞く機会は少いのではと思う。
ポップ音楽やロック音楽に時折使われ、クラシックでもその姿を間々見る事がある。
後はギリシア、トルコ、ペルシアの伝統音楽で使われることも。
…え?カラオケボックスで見た事があるし叩いた事がある? それは膜がないタンブリン「モンキータンブリン」だと思います…。
―タンブリン(タンバリーン)の登場する有名な楽曲-
・チャイコフスキーの三大バレエ(白鳥の湖・眠れる森の美女・くるみ割り人形)-くるみ割り人形については後程また。
・歌劇「カルメン」(ビゼー)-「ジプシーの踊り」など。
・組曲「惑星」(ホルスト)-「木星」恐らく「惑星」の中でもこの「木星」が一番知名度が高いのではないだろうか。
・交響曲第2番(ボロディン)-ボロディンといえば「イーゴリ公」の作曲者でもある。これについてはご存知の指揮者も多いはず。タンブリンは第4楽章でティンパニとともに大活躍をする。とても主張しているのでクラシックをほとんど聞くことのない指揮者でもすぐにわかるだろう。
他にもあるだろうが今は省く。入れたい曲があれば好きに入れてください。
―くるみ割り人形―
HOME画面で彼女がこの曲について言及する。詳しい説明はイリーナ・チャイコフスキーのページでされるだろうから、ここではあえてそれをしない。
このバレエの中で人形が出てくるのだが、決してそれは彼女のように麗しい人形ではなく、髭の生えたものである(王子が化かされたものだが)。
それは兎も角、この組曲の中に「金平糖の精の踊り」という曲がある。彼女の金平糖好きはここから来ているのだろう。
―金平糖とdragée(ドラジェ)―
彼女の好物である。だが果たして彼女の好む「金平糖」とは果たして我々が食すそれだろうか?
上に記した「金平糖の精の踊り」というのが元ネタなのだろうが、金平糖というのは和訳したものであり、元々の題は「Danse de la Fée-Dragée」である。フランス語に詳しい指揮者はよいがそうでない指揮者の為に解説すると、dance of the fairly-dragée 即ちドラジェの精霊の踊り、である。
ではドラジェとは何か? 金平糖と訳出されていることからもわかる通り甘いお菓子であるが、砂糖のみでできているわけではなく、アーモンドなどのナッツを色付けした砂糖のペーストで包んだもの。
その歴史は長く紀元前にまで遡る。どうやらアーモンドを誤って蜂蜜の中に落としてしまい、それがドラジェの誕生らしい。
その後、フランスやイタリアで広まり結婚式でふるまわれたりするようになった。またフランスのロレーヌにあるヴェルダンという町はこのドラジェのおかげでよく知られている。
それでは彼女の好物を手作りしてあげたい!という指揮者の為にレシピを紹介しよう。
特に難しい工程もないし、家にあるもので容易に作れる(作ろうと思えば)と思うので是非ホワイトデーにプレゼントしてあげよう!
材料 約500g当たり
アーモンド 二合分くらい(お好みで)
グラニュー糖 250ml(上白糖だとくどい甘さになるかも)
酒石酸水素カリウム 一つまみ(別名タルタルクリームとも、日本のスーパーにはあまり売っていないかもしれないから、なければ大丈夫^^)
オリーブオイル 大匙1杯(サラダ油でも可、ラードや牛脂はよしてね)
ダークチョコレート 二合分、板チョコなら2,3枚くらい。
粉砂糖 100g
1.オーブンを180℃に予熱し、お盆にクッキングシートをひき、アーモンドを載せていく。
2.アーモンドをオーブンに入れて黄金色のなり香りがするまで焼く。10分ほどであるが、二回ほど木のスプーンなどでかき混ぜる事。
3.オーブンからだし、広げて完全に冷ます。
4.グラニュー糖とタルタルクリームを大きくない鍋に入れ、強火で加熱する。(決して攪拌はしないこと)ここで温度計を入れておく(なれれば要らない)
5.煮立ってきたら火を弱め140℃くらいにする。8分ほどたったらアーモンドを入れ、加熱し続ける。
6.ときどき攪拌し、茶色になってきたらまた5.6分加熱する。
7.火から鍋を離し、オリーブオイルを入れよく混ぜる。そして広げておいたクッキングシートの上に丁寧にそれを広げ、均等になるようにヘラで押していく。
8.1.2分ほど待ち、少し熱が取れたらシリコンのマットで上から丁寧に押す。そして砂糖がもろくならないように丁寧に指を使って剥がす。そして30分ほどかけて完全に冷やす。
9.その間にチョコレートを湯煎する。熱くなりすぎてはいけない。
10.アーモンドをボールに戻す。そしてまたクッキングシートをひきワックスペーパーをかぶせておく。
11.クッキングシート、アーモンドのボウル、チョコレートを並べビニール手袋をしておく。
12.空のボウルの上で手にスプーン2杯分のチョコレートを注ぎ、コーティングされるまで手の上でアーモンドを軽く転がす。そして粉砂糖の中に入れる。
13.完成!他にも作り方あるだろうから、いろいろ見てみても面白いかも。レシピを検索してみては?
―jeté, dégagé, Pirouette et fouette―
攻撃の際に彼女が放つ言葉。いずれもフランス語でバレエで使われる
jeté(ジュテ) とは投げられたの意で片足を25度傾ける動きの事。
dégagé(デガジェ) はくつろいだ、といった意味でこちらは45度に出す動き。
Pirouette(ピルエット) つま先、の意。一回転する事。
fouette(フェッテ) は鞭打つの意味で片足をアラセゴン(片足を軸にもう片足を伸ばす)に開きパッセ(片足を挙げて膝につける)にし、パッセルルべ(さらにつま先立ち)で止まる。すごく大変。これを「白鳥の湖では」32回連続で行う。ステータスアップの時の「32回転」は恐らくこれが元ネタ。
他、ボイスよりバレエ用語いろいろ
un、deux、trois(アン、ドゥ、トロワ)
文字で読めなくても耳で聞けば一発。おなじみフランス語のイチ、ニイ、サン。
Barre Leçon(バー・レッスン)、Centre leçons(センター・レッスン)
バーにつかまってやるレッスンがバー・レッスン。
常人では不可能なバランスでの柔軟体操や、常人では不可能なバランスでの姿勢の訓練などは、
プロでもバーにつかまってちゃんと安全に行うのです。
フロアの真ん中でやるレッスンがセンター・レッスン。普通の踊りの練習など。
demi plié(ドゥミ・プリエ)、grand plié(グラン・プリエ)
ざっくり言うとバレリーナのすっごい屈伸。
まず足の踵を揃えて足先を180度に開き(訓練してなければこの時点で既に無理)、
踵を上げないようにして膝を曲げる、これがドゥミ・プリエ。
そこから踵を上げてさらに膝を曲げる、これがグラン・プリエ。
訓練しないでマネすると怪我します。
ねずみの王様
くるみ割り人形に出てくる悪役。夜な夜な現れて主人公を脅す悪いヤツ。
感情表現の乏しいタブリーンが、夜中の象徴として引き合いに出し「ふふっと笑う」。
彼女は本当に『くるみ割り人形』が好きなのですね。
マイム
感情を表現する動作です。バレエでは型のある「踊り」とは区別されています。
étoile(エトワール)
直訳で星。要するにスター、花形バレリーナの意。
pas de deux(パ・ド・ドゥ)
2人組の踊り。pas(パ・踊り)de(ド・~の)deux(ドゥ・2)。
指揮者・サンと2人で踊りたいんですって。
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