シロフォン(Xylophone)、いわゆる木琴の一種。英語ではザイロフォンと発音する。
おなじみ、硬い木材を音板に用いた鍵盤打楽器。マレット(ばち)で音板を叩いて演奏する。
よく似た楽器としてマリンバがあるが、一般にシロフォンの方が高い・硬い・明るい音がし、
厚い木材を使ったマリンバは低く深い音が出る。マリンバの方が平均的に高額でもある。
明るい音色と、音階を理解させやすい硬い音、そして演奏技術のない子どもでもマレットで叩けば
とりあえず音を出して楽しめる手軽さから、教育楽器の定番である。
ついでにマリンバより廉価であることも、教育現場で台数を揃えやすい要素のひとつ。
音楽の授業や学芸会でシロフォンに触れたことのある指揮者諸兄も多いことだろう。
しかし、シロ本人のセリフにもある通り、プロ仕様の高額なシロフォンも存在し、
演奏技術は高度で奥深い、プロ奏者の多数存在する立派なオーケストラの一員である。
音楽魔法「道化の舞」は、シロフォンが主役級の活躍をする次の2曲の合成語であろうか。
・ドミトリー・カバレフスキー 組曲『道化師』より第2曲「道化師のギャロップ」
・アラム・ハチャトゥリアン バレエ『ガイーヌ』より「剣の舞」
どちらも、日本では運動会のBGMとして定番曲であり、まさに子どもを教育するおねえちゃんの曲である。
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