作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。別名神童。
オーストリアの作曲家であり、ハイドン(フランカ・ハイドン)・ベートーヴェン(ルイーゼ・ベートーヴェン)と並ぶ三大巨匠の1人。
作曲数は900程あり、様々なジャンルに手を出していながらその多くが今も聞いたことあったり演奏されている程の曲ばかり。
オペラなら「フィガロの結婚」「魔笛」、宗教音楽なら「レクイレム」「大ミサ曲」、ピアノ協奏曲なら第20番を始め色々。
曲名がバンバン出てくるあたりこの人の変態っぷりにはど肝を抜かれる。
天才
天才が多い作曲家だがモーツァルトの場合は「下書きをしない天才」。要は記憶力がズバ抜けていた。
また作曲スピードも早かったようでいくつかの楽曲は3日とかで作る手腕もあったようだ。
(当時の手紙から 譜面を起こしながら頭の中で次の曲を作っていた とかどうとか)
またこれ以外にも異常な感覚能力を持っていたとされ、これがいずれ父親が天才だと見抜く要素となっていく。
変態
モーツァルトがガルシンでも遺憾なく発揮されている変態っぷりにはきちんと元ネタがある。
…正直言うとガルシン内では濃い方になるがそれでも元と比べたら軽く、元ネタの方はもっとすごかった。
超簡単に1つだけ言える事は
下ネタ好き。 (妻にそんな手紙を多く送ってるほど)
これがフィルターを通して言える唯一の特徴である。
…あれをココに書くのは如何なものか と思うのでその辺りは各自で調べて欲しい。
なお作曲家で有りながら下ネタ好きだったモーツァルトを示すのに有名な曲として
「Leck mich im Arsch K.231」「Leck mir den Arsch fein recht schön sauber K.233」という2曲が存在する。
なおこの曲は声楽曲。 男性6名で歌う事を想定された曲である。 むしろ女性が歌える曲じゃないと思う
余談だが当時はこういう事はあまり下品ではなかった と言われている。 でも「才能の無駄遣い」なのは変わらない
神童と金の苦難、そして父親の存在
「神童」と言われているのはその顔と子供の頃の逸話から。 見た目より幼く見えていたんだそうだ。
また天才っぷりは子供の頃から遺憾なく発揮、しかもそれを早い頃から父親が見抜いていた。
3歳でチェンバロをひき始め、5歳で初の作曲をしていたんだから変態である。
なお、6歳から別の意味の変態っぷりも発揮していた
(後のマリーアントワネットとなるマリア・アントニーア(7)に告白している)
しかしその影響だったのかどうかは明確ではないが就職活動では苦労したとかどうとか。 性格もあるんじゃないかな
結局「作曲で生計を立てる」生き方を選ぶ(要はフリーランスだが当時は滅茶苦茶キツい時代だった)事となり、多くは注文を受けて作られた。
そのためモーツァルトの作曲時期は「トレンド」を掴んだ楽曲が多く 長調の曲が多いモーツァルトの理由はこれだったりする。
父の死後、制約だった「聴衆の嗜好に配慮せよ」が無くなり自由に作曲するようになった。
父である「レオポルト・モーツァルト」が幾つか登場しているが、非常に重要な存在であり影響を受けている。
しかし父親は作曲家というよりかは理論家・演奏家の一面が強かった。 がやはり最大の特徴(実績)は「教育者」「プロモーター」である事。
この親子でなければ今のモーツァルトの存在は無かったのは確実であろう。
なお理論家としては「ヴァイオリン奏法」が有名、作曲家としての実績としては「ヴォルフガングの音楽帳(小曲集)のアングレーズ」等。
モーツァルト効果
モーツァルトを音楽面以外で影響を受けたものと言えばこれ。
心理学に相応するもので「モーツァルト等のクラシック音楽を聴くと頭が良くなる」という効果。
現在はあまり肯定的ではなく、宣伝文句として使われる事が多い「商標登録」されている代物。
実はこれモーツァルト自身の事を言ったのではなく、その経緯が理由。
学生に対していくつか音楽を聞かせると、テストで高い成績を示した曲がモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ K.448」であった。
これはあくまで10分~15分程度の限定的なものであったが、この事を「モーツァルト効果」で報道されたのである。
その後モーツァルト効果を宣伝に使い始め、しまいには「心身の健康・創造性向上・各アレルギーにも効果がある」と拡大解釈。
今も研究がされ「音楽を聞くと短時間ながら頭が覚醒する」という所に留まってはいるが論争が続いている様子。
なおモーツァルト自身は「才能も幸運にも恵まれているのは認めるが、作曲は別問題であり思考と努力で意味を成す」と綴っている。
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