#author("2017-06-26T20:05:56+09:00","","")
*GIF作成情報 [#x0312731]
ここではGIF作成についてのあれこれをある程度解説します。
もっと詳しく知りたい方は検索してみるといいでしょう。
筆者はGimp以外にはあまり慣れていませんので注意。

**基本 [#n2b3f21a]
GIFは256色までしか扱えません。対してJPG等は1677万色扱えます。この違いによりそのままGIFにすると画質が劣化します。
これを防ぐには''インデックスカラー''((インデックスカラー:一マスで一色を表さず、複数マスを使って一色を表現する。少ない色数で様々な色を表現できる))へと変換する作業が必要になります。
これは、変換前の画像を指定された色数で可能な限り表現するというものです。既に出来上がったGIFの画質が向上したりはしませんので注意。
画像の大きさにもよりますが、250x250だと大体28コマ程度までにしないと容量オーバーになってしまうので注意しましょう。
容量が1MB以上ならばこのWikiには投稿出来ないので、減らす必要があります。
動きにさほど影響が無さそうな画像を削除したり、全体の大きさを小さくすることで容量を減らしましょう。

GIFはツールにて作成します。
ここで紹介するのはすべてフリーツールです
GifCam http://blog.bahraniapps.com/gifcam/
↑日本語化ファイル https://www.japan-secure.com/entry/blog-entry-505.html
作成は簡単だが、録画時の画質は最高設定でも劣化あり。さらにインデックスカラー変換は行えない。とりあえず作りたい人向け。

ScreenToGif http://www.screentogif.com/
作成にそれなりの手間と動作の重さがあるが、録画時の画質は元のまま。インデックスカラー変換は自動的に行われ、多少劣化があるが及第点。基本はこちらがいいかもしれない。

Gimp https://www.gimp.org/
画像編集ソフトなので作成の手間はかなりかかるが、画像はそのまま使え、インデックスカラー変換は自分で指定する事で可能。最も違和感なく変換出来る。手間かけても構わない人向け。

他にも作れるツールはありますが、私は使ったことがないので説明できません。追加できる方がいたらお願いします。

**ツールの導入、使い方 [#c06c6b62]
SIZE(20){GifCam} 
導入法は上記のURLにアクセスするとGifCamという文字が目に付くと思います。
その下のNote:という部分の最後に”version 5.1”とあると思います。そこをクリックでDL出来ます。
DLしたファイルを解凍すると早速使用できるようになりますが、そのままだと英語なので日本語化ファイルの導入をお勧めします。
上記URLへアクセスし、下へとスクロールするとダウンロードリンクがあります。
そこから右上の↓をクリックしDLします。
ファイルを解凍後、Readme.txtに従い日本語化パッチ.exeをGifCam.exeと同じ場所に置いてから実行すれば導入されます。

-使い方
上の数字は枠内のサイズ。
Rec:押すと設定内容に沿った録画開始。▼を押すと設定変更可能。カスタマイズで''FPS''((Frame Par Second:1秒間に何回コマを作るか))の値を変更可能。
フレーム:1コマだけ記録。
編集:記録内容を編集可能。
保存:Gif作成に使用。▼を押すと設定変更可能。基本的に一番上の保存方法(Quantize)以外は使わなくていいでしょう。
サイズは枠の端をマウスで掴めば自由に変更可能なので、容量が許すならばお好みで。
保存時に拡張子をjpgなどにすれば出力はできますが、GifCam準拠の画質になっていて普通に撮るよりは劣化しています。

SIZE(20){ScreenToGif} 
上記URLへアクセスすれば、すぐDownloadの文字が目に付くと思います。そこからさらに下へスクロールすればDownloadsにScreenToGifがあるのでDLしましょう。
解凍するとScreenToGif.exeが出来るので、実行すれば動作します。

-使い方
こちらもサイズ変更は簡単に可能です。
基本的にマウスオーバーで説明が出るので、参考にするといいでしょう。
右上のオプションのアプリケーションにて起動時にどこから起動するか、マウスカーソルの描画をするかどうか等の設定できます。
また、スペックの関係で遅延する人は固定のフレームレートにチェックを入れましょう。
一番左のレコーダーを選択します。
左上の←で先ほどの選択に戻れます。
下の数字は左からFPSの設定・横幅、縦幅の設定。
右下は〇で録画開始、□で停止。
停止すると自動的に編集画面へと移行します。
編集画面の右上にオプションがあるので、TOPに行かなくても変更可能です。
Helpを押すと英語ではあるものの操作説明を見られます。
下に録画した画像が並んでいます。''ms''((milli second:1000msで1秒の事))でその画像を表示する時間が表されています。
とりあえず使用するのは、ファイルタブのSave as、破棄。HomeタブのAction Stack各種、Clipboard各種。プレイバックタブ。編集タブの←以前を削除・→以後を削除、Overrideくらいでしょうか。
とはいえ、画面中央の領域で右クリックすると大体選択できますので、こちらを使うといいでしょう。
適当な素材で使ってみて、どんなものか操作して慣れましょう。
ファイルのSave asや右クリックメニューから保存を押すと出力形式を選べますが、Encoderは1.0以外だと劣化が大きいです。
また、下の録画した画像で右クリックし、Explore Folderを選ぶと、一時的に保存されている領域へ行けます。
''一時的なデータのため、自分で記録したりしないと電源落としたら消えるので注意。''

SIZE(20){Gimp} 
''このツールは画像編集ソフトなので、録画したりは出来ません。なので、素材となる画像を用意する必要があります。''
しかしGIF用の画像を用意するのは結構な手間です。
動画を録画し、そこから動画編集ソフトで1コマずつ出力してそれを読み込むという手や、自力で1コマずつ記録して用意するなどありますが大変です。
手っ取り早いのはScreenToGifで録画した一時的なデータを読み込ませることです。
このツールは画像加工について色々可能ですが、既に出来上がったGIFに手を加えることも可能なため、容量オーバー時の修正等にも使えます。
解説サイト等はいくつかあるので、気になったら探してみるとよいでしょう。
上記URLのDownloadをクリックし、MacOS用、Windows用とあるので、自分に合った方を選びます。
DLしたら指示に従いインストールしてください。最初の言語選択はインストール中の文字の事なので英語で問題ありません。

-使い方
起動すると左にツールボックスウィンドウ、上にファイル・編集などのウィンドウ、右にレイヤーウィンドウが出ると思います。
基本的にこちらもマウスオーバーで説明が出るので見てみましょう。
間違ってウィンドウを消してしまった場合は、上のウィンドウにあるウィンドウ→最近閉じたドックから出せます。
何か操作した後に右のウィンドウにある作業履歴タブを見ると行動が記録されているので、クリックでその場面に簡単に戻れます。
とりあえず通常右ウィンドウのタブはレイヤーか作業履歴にしておくといいでしょう。
GIFを作るには複数のファイルを読み込ませるので、ファイル→レイヤーとして開く、から自分の持っている画像を読み込ませる必要があります。
左クリックしながらドラックして画像を選べば、一度に複数指定出来ますので使いましょう。
レイヤーとは層の事で、一度に読み込んだ時は番号が少ない物ほど下の層になります。
GIF等を開く場合は開く/インポートを使いましょう。
GIFを修正する場合は、以下の項目はやり方だけ確認してください。
読み込ませたら、上のウィンドウのフィルター→アニメーション→再生で動きを確認できます。
アニメーションのウィンドウはコマ送りや動く速度の調節なども可能なので、おかしな部分のチェックに使えます。
また、右のウィンドウにて目のマークをクリックする事でその画像を表示しないようにできます。
おかしな部分があれば、こちらでも確認するといいでしょう。
問題がないようでしたら、もう一度フィルター→アニメーションを選びそこからGIF用最適化を選びましょう。
元のウィンドウはそのままに、最適化された画像の入っているウィンドウが新たに開きます。
右のウィンドウのレイヤータブにある画像の名前に数字msが追加されています。
直接名前欄をクリックすれば変更できます。数字を弄って表示する時間を調節しましょう。
表示する時間の調節が済んだら、画像→モード→インデックスを選びます。
基本的に最適化パレットを生成で問題ありません。下のディザリングは自分が試した感じだとポジションがいいようでした。
インデックスカラー変換が済んだら、ファイル→名前を付けてエクスポートを選びます。
拡張子をgifにして、保存しましょう。ウィンドウが開きますので、アニメーションとしてエクスポート、にチェックを入れます。また、無限ループのチェックが入っていることを確認しましょう。
エクスポートを押し、出力します。出力が終わったら画像の容量や出来を確認しましょう。
容量を減らす方法として、インデックスカラー変換にて色の数を256色から128色や64色等に減らすというのも可能ですが、画質はある程度劣化します。
削除は右ウィンドウのレイヤータブにてレイヤーを右クリックで可能です。
上のウィンドウの画像→拡大縮小で画像の大きさを小さく出来ます。

Tips
基本的な操作としてAlt+Prt Scrで現在表示している画面をクリップボードにコピーできます。
Gimpでそれを表示するにはファイル→画像の生成→クリップボードから、もしくは編集→クリップボードから生成→画像、もしくはレイヤーで出せます。
GIFにしてみたら録画できたコマの関係で、実際より動きが少なかったりします。
そのような場合には録画するコマ数(FPS)を増やして自分で選別する方法があります。ただ、その分手間は増えます。

*コメント [#p2dccc77]
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